September 19, 2023

入荷

勤務校生協に入荷していました。左右の平積みの本よりも高さが低いので、1冊ぐらいは売れたということなのでしょう。

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assam_uva at 17:42|Permalink││雑感その他 

September 07, 2023

見本到着

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『ケースで探索・会社法―理解を深め,もう少し先へ』の見本をいただきました。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641233140

9月19日発売、4400円(税込)です。

assam_uva at 11:56|Permalink││雑感その他 

August 17, 2023

『ケースで探索・会社法』への道(5)

9月に刊行される『ケースで探索・会社法ー理解を深め、もう少し先へ』についての話の第5回。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641233140

この本のもとになった『法学教室』誌の同名の連載の最終回は、2022年3月号。その最終回が校了したあたりで、連載をまとめて書籍化しようというお話をいただいた。もちろんありがたいお話としてお請けし、書籍化の際には、連載の原稿をそのまままとめるのではなく、せっかくの機会なので、いろいろと手を入れさせてもらうという前提で、書籍化の原稿の締切は2022年12月にしてもらった。

連載の時から改めたのは、たとえば、次のような点だ:

・24回分の配列は、連載時とは変更して、「株主総会」「取締役」等のおおまかなトピックごとにまとめた。

・連載時には各回の字数の制限があったため、文献の引用を最低限にしていたのだが、書籍化するにあたっては、読者の便宜を考えて、引用を増やした。特に、江頭憲治郎『株式会社法〔第8版〕』、リークエ、盒業加ほか『会社法〔第3版〕』、田中亘『会社法〔第4版〕』に対応する記述等がある箇所は、しつこいほど引用することにした。また、論文等の引用も、追加したり差し替えたりしたところがある。

・連載時に比べて、各回の「機,呂犬瓩法廚鮠し詳しくして1ページ分とし、次の1ページ分にはチェック・ポイントとレファレンスを記して、これらを見開き2ページにするようにした。その次に事例が来るのだが、事例は、必ず偶数ページ数になるようにして(3ページ目までしかない場合、4ページ目は丸々空白)、事例を開いたときに前後の説明が見えないようにした。

・各回の「まとめ」は削除した。

・「非公開会社」「募集株式の発行」「組織再編」といった頻出用語(連載の時には、各回でいちいち意味を注記していた)は、用語リストに意味をまとめて、それをリファーすることにした。

・説明のための図や表をいくつか追加した。

・連載時には説明しなかった事項について、説明を追加したところがいくつかある。そのほか、全体的に、表現を改めたり、説明を補ったりしたところは、無数にある。

assam_uva at 14:00|Permalink││雑感その他 

August 16, 2023

『ケースで探索・会社法』への道(4)

9月に刊行される『ケースで探索・会社法ー理解を深め、もう少し先へ』についての話の第4回。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641233140

この本のもとになった『法学教室』誌の同名の連載(以下では「法教連載」という)は、2020年4月〜2022年3月に同誌に掲載された。すでに書いたように、連載の開始時点で2年間24回の連載であることは決まっており、24回分あるとはいえ適当に思いつくままに書いていってしまうと全体のバランスも悪くなるだろうと思って、連載開始の時点ですでに24回分のテーマ(および数回分の予備テーマ)はだいたい決めていた。機関関係で全体の半分弱、残りは株式・資金調達・計算・企業買収等から数回ずつ、また、1回ぐらいは設立をやろうかということは、最初から決めていたわけだ。

さらに、法教連載では、何となく(本当に何となくなのだが)スタンダードなテーマを前半1年でやり、応用的なテーマを後半1年でやるというふうに各月のテーマを割り振っていった。なので、たとえば、株主総会については、第1回・第2回・第3回にまずいくつかのテーマをやった後で、第14回・第15回にも扱う、という感じになった。こういう配置にしたのは、たとえば、株主総会→取締役→株式...というように最初から大きなまとまりごとの順番で連載をやっていくと、読者も自分も飽きるかなぁと思ったからだ。

すでに別の記事に書いたように、24回あったとはいえ、会社法の重要論点をすべて網羅できたかというとそうでもなく、重要だが扱えなかった論点というのも多々ある。特に、「取締役の報酬規制」「内部統制システム、監視義務」「議決権の代理行使、委任状勧誘」といったテーマは、扱う方がいいのではないかとも思ったのだが、他のテーマを優先させて断念した。

http://blog.livedoor.jp/assam_uva/archives/52520597.html

また、たとえば、株式関係のテーマでいうと、実は、「定款による譲渡制限・株式の帰属」の原稿の方を先に書いていたのだが、これを書いた後で、やっぱり「株式の譲渡方法・株主名簿」について先に読んでもらった方がいいと思って、急遽そっちのテーマについて原稿を書いてそれを先に入稿するということもやった。「定款による譲渡制限・株式の帰属」の方に、本来は株主名簿について扱うような問題(名義書換未了株主の取扱い)をやや詳しく書いている箇所があるのは、そういう経緯による。そういうことができたのも、すでに書いたように、何回分かの貯金を維持しつつ原稿執筆をやっていけたからだ。

本当は、特に連載後半については、誰かからテーマの要望があればそれを扱おうと考えていた。けれど、結局、読者などからテーマの要望を寄せられることはなく、1つだけ(瑕疵連鎖)、同業者に勧められて、予定になかったテーマを入れたにとどまる。

assam_uva at 14:34|Permalink││雑感その他 

August 13, 2023

『ケースで探索・会社法』への道(3)

9月に刊行される『ケースで探索・会社法ー理解を深め、もう少し先へ』についての話の第3回。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641233140

何度も書いているように、この本の元になった連載が『法学教室』誌に掲載されたのは、2020年4月〜2022年3月だ。原稿の締め切りでいうと、2020年1月〜2022年1月にこれを書いたということになるが、つまり、この連載の執筆は、新型コロナウイルスが猛威を振るった時期に行われた。

私の勤務校も、2020年春学期から講義は基本的にオンラインで提供され、私も仕事を家でやることになった。勤務校に就職して以来、私は基本的に研究は研究室でやるタイプで、それを前提に資料を揃えており(また、勤務校の研究室棟の図書室〔教員ならば365日24時間立ち入り可能です〕をあてにして雑誌等はたいして買っておらず)、それが急に、家で仕事をやるというスタイルに変わったわけだ。

こうやって急に家で仕事をやることになってまず困りそうなのが資料の入手なのだが、幸い、VPN接続をやれば大学が提供してくれているデータベースへは家からでもアクセスできるため、判例の全文データや一部の雑誌論文はすぐに入手できる。各大学の紀要に掲載された論文や判例評釈にはそれぞれの大学のリポジトリで提供されているものも多いので、やはりすぐに入手できる。また、勤務校は新型コロナウイルス感染拡大下でも、教員の研究室棟への立ち入りを禁止したりはしなかったので、週に一度ぐらい研究室棟の図書室に潜って、ネットで手に入らない判例評釈や、昔の雑誌論文や書物の一部をコピーするということで、資料を揃えることはできた。さらに、本当に頻繁に参照する概説書や体系書やコンメンタールは、研究室用に加えて家用のものを購入した。こういうふうに資料を家に揃えて原稿を書いていくと、コピーした論文等がどんどんあふれていくことになるわけだが、それは、数か月に一回、使い終えた資料をまとめて車で研究室に持って行くことで解決した。

さらに、それまでは家にはたいして性能の良くないノートパソコンしか置いていなかったのだが、家で仕事をするために、もう少し性能の高いノートパソコンを買い(私は別にパソコンですごいソフトを走らせるわけでもないので、たいして関係がないのだろうけれど、性能の高いパソコンは個々の動作がやはり素早いように思える)、また、家でも校正作業ができるように(商業雑誌の論文校正作業は、現在では、紙をやり取りするのではなく、PDF文書をやり取りすることで行われる)、研究室で使っていたのと同様のスキャナーを家用にも買った。

こういう態勢を整えた上で、2年間、法教連載を続けたというわけだ。『ケースで探索・会社法』は、私のこれまでの仕事の中ではじめて、まるまる書物1冊分の文章を自分の家のテーブルの上で書いたものだということになる。

assam_uva at 16:59|Permalink││雑感その他